ホールドアウトマットの使用

ホールドアウトマット（ホールドバックマットとも呼ぶ）は、キーイングしたレイヤーの複製です。ただし、ホールドアウトマットは、不透明色として維持するキーカラーを持つイメージ部分だけが含まれるようにマスクアウトされます。次に、ホールドアウトマットは、キーイングレイヤーの上に直接配置されます。ホールドアウトマットは、レンダリング時にこの領域が透明にならないように防止します。

色が表示される特定の位置に対象があるときは、通常、1つまたは2つのフレームだけのホールドアウトマットを作成します。長時間色を維持する場合は、エフェクトがはっきり表示されるようになるので、ホールドアウトマットの使用はお勧めできません。


A. 元のブルースクリーンのイメージ。数字の背景も青色に表示されます。 B. キーイングの後、数字の背景も透明に表示されます。 C. 不透明のままにするイメージ部分が含まれるホールドアウトマット D. ホールドアウトマットをキーイングイメージの上に配置すると、数字の背景が不透明になります。

ホールドアウトマットを作成するには

1. 任意のトランスフォームプロパティのキーフレームを、カラースクリーンが含まれる元のレイヤーに適用します。
2. カラースクリーンが含まれるレイヤーを複製します。
3. 元のレイヤーで、キーとマットツールを適用して透明部分を作成します。
4. 複製したレイヤーで、保持する領域が含まれるフレームを検索し、マスクツールを使ってイメージ内の保持する領域を除くすべてをマスクアウトします。
5. 複製したレイヤー（ホールドアウトマット）がキーイングレイヤーの上に直接配置され、さらに同じ値を持つまったく同じキーフレームが含まれていることを確認してください。次に、ムービーをレンダリングします。